お金は空気といっしょで無くならない!?

 

「お金が無いと生活できなくなる・・・」

私の名前は、ない子。33歳。


毎日、そんな不安を抱えながらも、

5歳と3歳の子ども2人の世話をしながら

平日は、近所のスーパーでレジのパートをしている。



2つ年上の旦那は
普通のサラリーマンで年収400万円程度。

家は、2LDKのいたって普通なマンションで、家賃は12万円。

旦那の帰宅は子どもが寝たあとで

ない子は、そんな余裕のない毎日にイライラしていた・・・。

ない子の一日の過ごし方は

8:00 子どもを保育園に連れていく
9:00 レジのパート
17:00 子どものお迎え
17:30 夕飯の準備
19:30 家事
21:00 子どもの寝かしつけ
22:00 会社帰りの旦那の夕飯の準備
24:00 就寝


生活費や、子ども2人の将来のことを考えると
自分もパートするくらいでないと生活できなくなるのでは?という不安を抱えながら
イヤイヤ、近所のスーパーのレジでパート勤務(時給950円)をしている。

少しでも生活費の足しにしようとがんばっていたが、

正直、こんな毎日に疲れ切っていた・・・。

(もっとお金があれば、こんなパートなんてしなくても良いのに・・・)

そんなことを考えていた、ある日。

ない子の元に
一人のスーツ男が現れた!




謎の男「何か毎日に疲れてそうな顔をしていらっしゃいますね?」

ない子「失礼ね!まっ、一応当たってはいるけど・・・。あんたは誰?そしてわたしになんの用?」

謎の男「これはこれは失礼。僕は人の不安や悩みを解決する男。道引 タダシ(ミチビキ タダシ)と申します」

ない子「なんなのそれ?(名前もうさんくさいし)人の不安や悩みを解決ってどんな悩みも解決できるの?」

謎の男(道引)「もちろんです。悩んでそうな顔をしていらっしゃったので、声をかけさせてもらいました」

ない子「じゃあ、お金が無くて生活するのがやっとっていうこの悩みを解決してよ」

謎の男(道引)「なるほど。お金が無くて生活するのがやっと。この悩みを解決したらいいわけですね。わかりました!詳しく聞かせてもらいましょう!」

 

お金が無いと生活できないという不安は無くすことができる!?



ない子は、「怪しい謎の男=道引 タダシ(ミチビキ タダシ)」の話を聞いてみることにした。

 

道引「ちなみに、ない子さん。なんであなたは、お金が無いと生活できないという悩みを解決したいのですか?」

ない子「だって、お金がもっとあればパートなんてしなくて済むし、私にもっと自由な時間も増え、余裕のある生活ができるじゃん」

道引「なるほど。ということは、あなたは、パートを辞めて自由な時間を増やしたいということですね?」

ない子「そうよ。こんなギリギリの生活なんてしたくないですよ。毎日育児と家事と旦那の文句を聞かされて・・本当イライラしているわ!」

道引「そうですか。わかりました。ちなみにお金が無くて生活できなくなったことがあるんですか?」

ない子「いやそこまではないけど・・・。でも、将来のことを考えると、これから子どもにもお金がかかるし、貯金しないと、やっていけないわ」

道引「なるほど、わかりました。では、普段からあまりお金は使ってないという感じですか?」

ない子「はい、使っていません。生活費くらい。使いたくても、うちはお金持ちではないので使えないですよ・・。」

道引「わかりました。ではまずお金のことから話をしましょう。衝撃の事実です。」

道引「お金は使っても無くならないんですよ実は。空気といっしょです。空気は無くならないでしょ?」

ない子「はっ?お金は空気といっしょ?どういうこと?意味がわからないんだけど」
(やっぱりこの男、変なやつだったわ。怪しいと思ってたけど)

道引「空気って、吸っても吸っても無くならないですよね?
空気が無くなると困るからと言って、貯めておいたりしませんよね?」

ない子「そんなことするわけないじゃない。バカじゃないの?」

道引「ですよね?お金も一緒ってことですよ。
お金は空気と一緒で出回っているから、使っても使っても無くならないんです実は」

ない子「いやいや、それが意味わからないんですよ。あなたやっぱり頭おかしい人ですよね?お金は使ったら無くなるよ!だって生活できなくなるじゃん!」

道引「フフ。僕も昔はそう思っていました。でも、使っても、好きなことしていたら勝手に入ってくることに、気がついたんです」

ない子「好きなことして勝手にお金が入ってきたら苦労しないよ!こっちは一生懸命我慢してパートまでして働いているっていうのに!そんなことできたら、世の中全員幸せじゃない!?」

道引「だから衝撃の事実なんです。世の中の事は置いといて。まっ、好きなことって言っても好きな仕事ですけどね。信じられないですか?」

ない子「信じない!そんな都合のいいこと信じれるわけないじゃん!」

道引「そうですよね?では、思考は現実化するって言うのは、聞いたことありますか?」

ない子「何か聞いたことあるけど・・・。それって思ったことが現実になるっていう話?」

道引「そうです。お金を使ったら生活できなくなるって思っているのなら、普段からあまりお金を使うことができないはずです。」

ない子「うん、そうだね。使わない。生活できなくなったら困るもん!だから、使いたくても使えないんだよ!」

道引「僕も最初はそう思っていました・・・」

ない子「でしょ?あたしの言うこと間違ってないでしょ?」

道引「でも、考えたんです。お金が無くなって生活できなくなったことが無いのに、なんでこんなにお金が無くなることに不安で怯えているのだろう?って。」

ない子「ふん。で、どうだったの?答えは出た?」

道引「はい。この不安は、お金があったとしても消えないということがわかりました。」

ない子「・・・。」

道引「なので、どうせ働くなら、我慢せずに、好きなことして働いた方がいいんじゃないかな?と思ったんです」

ない子「でも、そんなこと言ったって、どうやって好きなことして働いて生活費を稼げるの?」

道引「僕もそう思って調べてみたんです。そしたら、世の中には我慢して働いてストレスを抱えている人と、楽しく自由に好きなことして働いている人がいるということに気がついたんです。ない子さんは今、どちらですか?」

ない子「わかって聞いているでしょ?・・・前者よ。ストレスを抱えて我慢しながらパートとして働いているわ。生活費のためにね!」

道引「でも、できるとしたら、そんなことせずに、好きなことして自由な時間を得ながら楽しく仕事ができる方が良くないですか?」

ない子「当然、その方が良いに決まってるわよ!でも、そんなわがまま無理だよね。だからみんな我慢して働いているのに。」

道引「でも実際それで生活できなくなったことは無いですよね?」

ない子「いや、それは無いけど・・・。そうなるかもしれないじゃん!」

道引「たぶんならないと思います。だってそうならないようにお金を使わず、我慢して働き続けるんでしょ?今と同じように」

ない子「そりぁそうだけど」

道引「だから、自分の思考がそのまま現実化しているということなんです。これ、わかりますか?」

ない子「わからない」

道引「では、別の質問をしますね。お金って何のためにあるか知っていますか?」

ない子「・・・。生活のため?じゃないの?」

道引「使うため。お金は使うためにあるんです。使わなかったら何の価値も無いと思いませんか?」

ない子「・・・。でも、無くなると不安だから使いたくても使えないよ!」

道引「お金がないと生活できないから、我慢して働かないといけないって思っていますよね?」

ない子「うん、そうだね。わかっていることをわざわざ言い返さなくても・・・( `ー´)ノ」

道引「そう思っているから、今我慢して働いている現実があるんですよ」

ない子「どういうこと??」
(この時、ない子は「どういうこと?」と聞き返すことが精一杯で、図星だからか、なんとなく悔しい気持ちになっていた)

道引「うっすら気がついているんじゃないですか?さっきから言っていること。」

ない子「私の考えていることが現実になるってやつのこと?」

道引「そうです。人間って自分が考えていること=思考が現実になるってこと。」

ない子「じゃあ生活できなくなるのが不安で我慢して働かないといけないと思っているからそうなっているってこと?」

道引「そういうことです」

ない子「そんなの嫌だよ。信じたくない・・・。」

道引「ない子さんは先程、お金は生活するためにあるって言いましたね?」

ない子「うん。最低限生きていくために必要なもの」

道引「だから最低限生きていくために必要な分だけしか入ってこないんですよ。」

ない子「くっ・・・。そんなの嫌だよ!もっと欲しい!でも、なんでそんな考え方ができるの?」

道引「お金が無くなると生活できなくなるという不安を僕は取り除いたからです」

ない子「不安を取り除く?」

道引「そう。お金ブロックというものがあって、それを取り除いたんです。」

ない子「お金ブロック?」

道引「お金ブロックというのは、お金が無くなると生活できなくなるという不安を作っている黒幕のことです。その黒幕があなたの中に潜んでいます。それを取り除くと、不安が消えるんです。」

ない子「何それ?それを取り除くとどうなるの?」

道引「お金が無くなるかもしれないという不安が無くなります。よって、お金に困らなくなります。だから好きなことで仕事ができるようにもなります。試してみますか?」

ない子(そんなことが本当に?しかしこの男の言っていることもウソではなさそうな気もするし・・・)
「わかったわ。できるならやってみたいと思う!そのお金ブロックを取り除くってやつ!」

導引「わかりました。少し時間はかかるけど、やってみましょう」

ない子「是非、お願いします。」

 

お金が欲しいですか?お金は自然に入ってくるという安心感が欲しいですか?

~~~~~~あれから数日後~~~~~~

ない子は、道引に頼んで、
「お金ブロック」というものを取り除くことに成功した。

ない子「不安を作っている黒幕がいるなんて知らなかったわ。そしてそれを取り除けることも・・・」

道引「生活するために我慢して働かないといけないなんてことは無いでしょ?」

ない子「そうね。いくらでも方法はあるんだと思う。でも私がずっとそう思い込んでいたから、自分がその現実を作っていたということ」

道引「そうなんです。僕の言っていること少しは理解できましたか?全ては自分の思考が現実を作り出しているということ。だから、自分が好きなことしていたらお金が入ってくると思うことができれば、その通り現実になるんです。」

ない子「なるほどね、なんとなくだけど、今なら少し理解できた気がする。思考は現実化する・・・」

道引「そうそう」

ない子「でも、なかなか一人では思考を変えるのは難しいよね?今回のようにブロックを外してもらえると誰でも不安は取り除けるということ?」

道引「その通り。誰にでも可能です。慣れてくると自分でもブロック外しはできるようになりますよ。」

ない子「へぇ~そうなんだ。それは凄いね。どんな不安でも取り除けるの?」

道引「もちろんです。だからストレスが無くなります。お金は好きなことしていたら勝手に入ってくるし、生活できなくなるなんてこれっぽちも思わないから。他の事でも不安を感じたら取り除いたらいいだけですし。」

ない子「すごいね、そのスキル。私もせっかくだし、できるようになるかな?」

道引「もちろん。僕にできたので、ない子さんにできないことはないですよ。」

ない子「ほんと!?それできるようになりたい!」

道引「自分でモノにできると、人にも教えられるようになりますよ。今の僕のように」

ない子「それは素敵。早速練習したいから教えてくれる!?」

 

自分ができたことは人に教えられ


その後、ない子は見事「ブロック外し」のスキルを習得して
主婦でありながら、社会人向けの、『カウンセラー』として活躍することになった。

(人の不安を解消すると、お客さんが心から喜んで感謝してくれる!こんな嬉しくやりがいがある仕事があったなんて!)

ない子は、そんなお客さんの喜ぶ顔を見られるこの仕事が
大好きになり、喜んで働くようになった。

カウンセラーとしての仕事は時給1万円。

我慢してパートで働いていた以前と比べると、、、



楽しい毎日を過ごしながら
年収も以前の3倍以上にアップ!

空いた時間に好きなだけ仕事ができるので
家族との時間も増え
充実した生活が送れていてとても幸せ。


そんな、ない子の笑顔は家庭を明るくさせた。



好きなことを仕事にして楽しんでいると、
自然と勝手にお金が入ってくる。




お金は空気といっしょ。という道引の言っていた意味が
身に染みて理解した、ない子だった。

 完

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